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Fritzing部品エディタについて

サンプル回路を作図するのにFritzingを利用したのだが、部品エディタへのブレッドボード図の挿入ではまったのでメモ。

ブレッドボード図などFritzingで使う画像フォーマットはSVG(Scalable Vector Graphic)だ。SVG画像の編集はInkscapeを使えとFritzingのチュートリアルには書いてある。

まず、Inkscapeはオープンソース、フリーソフトのためなのかまだ十分にバグがとり切れていないらしく、ちょっとした操作でハングアップしたり、テキスト編集でカーソルが進まなくなったり(編集枠が1文字分になってしまい、すべての文字が1文字に重なる)する。これらはInkscapeを再起動するまで治らない。

また、Inkscapeのネイティブの出力形式は当然SVGだからそのまま保存すれば大丈夫かと思いきや、そのファイルをFritzing部品エディタで読み込む(Load Image for View…)とオブジェクトの塗りがおかしい。実はSVG出力には「プレーンSVG」というのもあることにずっと気づかなかった。「名前を指定して保存」で「プレーンSVG」を選択しなければならなかったのだ。しかし、これをやってもテキストの座標が大きくずれる。

結局テキストの配置を終えたらすべてのテキストをパスに変換することで事なきを得た。以下教訓。

  1. Fritzingの部品エディタに食わせる画像データはSVGで、Inkscapeを使うこと。
  2. テキストはすべてパスに変換すること。
  3. 「プレーンSVG」フォーマットで保存すること。

これで完璧かというとそうではない。ここまでやってもまだちょっとおかしい。

余談だが、同じSVGが編集できるソフトとしてVisio2010があるが、こいつも保存ファイルがおかしい。編集はできるのだが…。